食欲の秋!気をつけたい「早食い」
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肥満
こんにちは!院長の工藤です!
季節の変わり目、秋はやっぱり食欲の秋です。
しかし、注意したいのが「早食い」です。
早食いは肥満と関係があり、男女とも肥満度が高い人ほど食べるスピードが早く、子どもにも同じ傾向がみられます。
食事をすると血液中のブドウ糖の濃度が上昇し、満腹中枢が反応しますが、ブドウ糖の濃度が上昇するには、ある程度の時間が必要です。
早食いは、そうした満腹感を得る前に多くの食物を摂取してしまい、肥満となってしまうのです。
そんな肥満を解消する行動療法の一つに、一口を30回噛んでいただく「咀嚼法」があります。
咀嚼は満腹中枢を刺激して、食欲を抑える働きがあり、よく噛んで食べることで、
栄養素の消化・吸収に使われるエネルギー「食事誘発性体熱産生」も増加します。
つまり、よく噛んでゆっくり食事をすれば、エネルギー摂取量の抑制とエネルギー消費量アップが同時に期待できるのです。
また、時間をかけて食べるための工夫として、調理の際に食材を大きく、厚めに切るなどすれば、十分な噛み応えが得られます。
キノコやコンニャクなど食物繊維の豊富な食材もおすすめです。
ぜひ実践して楽しい食欲の秋にしましょう!